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屋上緑化の方法により省エネ効果に違いはありますか?

植栽基盤が厚いほうが、日射熱の屋内への流入を遮る効果が大きく省エネ効果も高いと考えられます。

各タイプの屋上緑化の熱遮断性脳の推定比較
代表的な屋上緑化の断面構造として以下のようなものが考えられます。
  排水層の厚さ 土壌層の厚さ 熱の流入状況(推測)
低木植栽地 5cm程度 30cm程度 常時屋内側から熱を吸収しているので、葉からの水の蒸散による潜熱量が大きく熱の流入はほとんどない。
芝生地 5cm程度 15cm程度 低木植栽地よりも屋上面での潜熱量は劣るが、土壌の底面での熱流はほとんどない。
薄層芝生地 5cm程度 10cm程度 土壌厚が小さいため、熱の流入が芝生地よりほんの少し大きくなる程度。
セダム類による被覆地 5cm程度 5cm程度 芝生地や薄層芝生地と比較すると流入を抑える性能はやや劣る。
屋上面に遮水シートを張り空調排出水を溜めて池をつくる 暖まりにくく冷めにくい水の特徴により、午前中は屋上コンクリート層から熱を吸収し、午後になって水温が高くなるとかなりの熱が屋上コンクリート層に流入する。